当時(今も)、私達姉妹には共通の『好きなキャラクター』があった。 サン●オの人気キャラ、バツ丸ある。 いや、今はそれほどではないのかもしれないが、当時の人気っぷりはかなりのものだったと記憶している。 そんな時、サ●リオのテーマパーク『ハーモニーランド』に行く事になった。 行くのは初めてではなかった(と記憶している)。 が、「バツ丸に会える!」とワクワクし、妹と私は、しっかりとバツ丸のTシャツをカバンに入れ、家族旅行に旅立ったのだった。 確か、旅行の2日目だったと思う。 ついにハーモニーランドにやってきた! 私と妹は、色んなキャラと記念撮影をしながらバツ丸を探した。 しかし・・「いねぇ!!」のである。 『かかりのひと』の話だと、もちょっと遅い時間にならないと出てこないらしく、仕方ないのでパレードだけ見て帰ろうと言う事になった。 かくして、私達は、キャラクターのパレードを見ていた。 すると、でてきたじゃあないですか!! 愛しの君vもとい、バツ丸が!! 「今度こそ!」と思い、必死に声を掛ける妹と私。 が、愛し・・いや、バツ丸は、握手は愚か、こちらに振り向いてもくれなかったのだ!! これはいかん!! 何がなんでもこのまま帰ったらいかん!! そんな思いに駆られ、私と妹は、ついに思いきった行動に出た。 バツ丸を追いかけて、パレードの輪の外を走ったのだ。 案外、スグに追いつく事ができた。 いや、かなり追いかけたのだが、この際省こう。 とにかく、私達はバツ丸に追いついたのである。 再びバツ丸の前に出た私達は、必死に視線と握手を求める。 しかし、ああしかし、バツ丸は無常にもまた素通りしてしまう・・。 その時だった!! なんと妹がバツ丸の手をつかんだ!!そして引っ張った!! 妹の火事場のクソ力(何)によって、グイグイ引き戻されるバツ丸。 そして、ついにこちらを振り返った。 そして、彼は・・・・・・ 情熱に負けたのか、私達が着込んでいるバツ丸Tシャツに気付いたのか、 なんと、投げキッスvをくれたのだ!! その後、周りの子供達に羨ましがられながら、束の間の優越感に、どっぷり浸りまくった私達であったvv |
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